シノバック「23年まで使用可」 期限切れ報道受け 保健省

 政府が市民への接種を進めている科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製ワクチンの使用期限が25日に失効するとの報道を受け、保健省のシティ・ナディア・タルミジ報道官は16日のオンライン会見で、昨年12月に到着した300万回分の同社製ワクチンについて、本来の使用期限は2023年と説明した。地元メディアが報じた。
 シティ報道官によると、食品医薬品監督庁(BPOM)が1月に緊急使用許可を出す段階で、使用期限を短縮した。同ワクチンには使用期限が23年までと表記されていた。またこの300万回分は「医療従事者などを対象にすでに使い切った」と述べた。
 一方、8日に国内に到着したアストラゼネカ製ワクチンを一時的に使用中止とした理由について、保健省は15日、複数国で接種後の血栓発生の報告を受けたからではなく、イスラム指導者評議会(MUI)の「ファトワ(宗教見解)」による使用許可を待っているためとした。
 シティ報道官は16日の会見で、「世界保健機関(WHO)の見解ではこのワクチンの利点は副作用を上回っている」とし、アストラゼネカ製ワクチンの使用を進める方針を確認した。

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