タクシー運転手も接種
仕事帰り、雨がひどかったので、通りに立たずアプリでタクシーを呼ぶことにした。やってきたドライバーはジャカルタにある道路と同名のアフマッド・ヤニさん。過去に彼のタクシーに乗ったことがあり、印象的な名前だから覚えていた。
「久しぶりだね、元気?」とアフマッドさんも私を覚えていてくれた。2カ月ほど前から空港にスタイバイしているという。フロントガラスには、空港の名前が書かれた黄色いステッカーが大きく貼られていた。お客さんを送り終えたところで僕からのオーダーが入ったとのこと。
「6日にワクチンを接種した。20日に2回目を受けるよ」とアフマッドさん。どうやら空港にスタンバイしているタクシードライバーは接種し始めているという。降りる際、2回目の接種日を通知するSMSを見せてくれた=写真。
アフマッドさんは55歳で男、女、女、男の子ども4人。上の3人が結婚して、孫も4人。ドライバー歴20年という。「仲間があなたのことを知ってるよ。ムナラ・タムリンから家まで送ったって話してたよ」と教えてくれた。
なんとなくうれしくなって、仕事仲間の名前を教えてもらった。スワルノさんというらしい。「有難う、じゃ、また。雨だから気をつけて」。今度、スワルノさんのタクシーに乗ったときはアフマッドさんの話しをしようと思う。(じゃかるた新聞=坂田恵愛)
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