梶山経産相と会談 アグス工業相が訪日
日本を訪問しているアグス・グミワン・カルタサスミタ工業相は11日、梶山弘志経済産業相と会談し、インドネシア・日本間の経済連携協定(EPA)の深化や投資促進に向けて意見交換した。今回の訪日では経団連や日本貿易振興機構(ジェトロ)、三菱自動車工業の幹部らとも会談し、インドネシアへの投資促進を呼びかけた。地元メディアが報じた。
梶山氏と会談したアグス工業相は、西パプア州ビントゥニにおける石油化学プロジェクトへの参画も勧めたという。
三菱自動車との会談では、同社が2025年末までに11兆2千億ルピアを投資し、生産能力増加や2種類の電気自動車(EV)開発に向けた取り組みを進める方向性で話し合ったとしている。インドネシアからオーストラリアなどに自動車を輸出することも提案した。
靴メーカーのアシックスとも会談し、ジャワ島内で靴製品の生産を開始する方向性で協議していると明らかにした。
経団連などとの会談では、昨年施行された雇用創出法や、投資促進のための法規制の簡素化に向けた努力をアピールした。