思い出すウォノギリ
新型コロナ禍となるまでは、年に1度、妻の地元の中部ジャワ州ウォノギリ県に帰省していた。ウォノギリの町から車で1時間かかる山間いの村に、妻の実家はある。村に2階建ての建物はない。村からオートバイで15分ほどの小さな町にも3階建ての建物はない。高層ビルの多いジャカルタとは真逆のようなところだ。
子どもたちはオートバイや車の通行が多いジャカルタの自宅の周りとは違い、田舎では村の友達といっしょになって、あぜ道を走りまわっていた=写真。
今は時々、妻に帰省をすすめるが、コロナ禍での帰省は、ジャカルタから来たということで警戒される視線も気になり、両親や親戚たちに迷惑をかけたくないという。
きれいな空気を吸って、景色をながめて、あぜ道や村の周りを散歩してリフレッシュをしたいと、村での写真を見返すことが増えた。自由に行き来できていた頃が、随分と昔に感じてしまう。(じゃかるた新聞=坂田恵愛)
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