偽の陰性証明販売15人逮捕 スカルノハッタ空港で

 新型コロナウイルスのPCR検査や抗原検査の陰性証明書を偽造、販売したとして、スカルノハッタ空港警察は18日、同空港検疫所のスタッフなど15人を刑法違反の疑いで逮捕した。容疑者らは昨年10月から累計約200人に対し、100万ルピア前後の価格で偽の証明書を売っていた。地元メディアが報じた。
 調べによると、容疑者らはSNSや空港などで購入者を募り、一切の検査を行わずに偽の陰性証明書を作成していた。検疫所のスタッフのほか空港の駐車場警備員などが関与し、組織的に犯行していたという。警察は購入、使用した個人に対しても捜査を進める。
 昨年12月、政府の合同対策本部が偽の陰性証明書が出回っていると指摘。警察が偽造、販売に関与している組織について捜査を進めていた。
 1月には中央ジャカルタでも同様の容疑で3人が逮捕されている。

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