スマトラ沖地震から16年 アチェ州 コロナ禍の追悼式典
2004年に発生したスマトラ沖地震・インド洋大津波から16年目となる26日、多くの犠牲者を出したアチェ州の州都、バンダアチェ市で追悼式典が開催された。
地元メディアによると、アチェ州政府が主催した追悼式典は、市内のハラパン・バンサ・スタジアムで行われ、同州のノファ・イリアンシャ州知事のほか、被災者の孤児16人を含む300人が出席した。
スマトラ沖地震は、同年12月26日午前8時ごろ、アチェ州ムラボ海岸沖を震源としたマグニチュード9・1規模の地震。津波がインド洋沿岸のタイ、マレーシア、インドなど12カ国を襲い、死者行方不明者は22万人を超えた。震源地に近いアチェ州には、死者行方不明者17万人という未曾有の自然災害をもたらした。
新型コロナウイルス感染予防のため、今年の式典はオンラインでも配信。ノファ州知事は「新型コロナを含めあらゆる災害を経験と捉えて共に立ち向かおう」と呼びかけた。