インドネシア人が参加 日本の女性車両整備チーム SGモータース
日本で車両整備・車両販売・ボディ販売事業を展開するSGモータース社(大阪市)がこのほど、女性従業員による車両整備チーム「SGMレディース」 を発足、三人の第一期生にインドネシア人のウィネタ・アユニンカ・プトリさん(二二)が選ばれた。
SGモータース社はこれまでトラックなど運搬機器の整備事業を多く手掛けていたが、女性ドライバーも多い自家用車整備への事業拡大の一環として、女性のチームを立ち上げた。SGMレディースは主に女性が運転する車の整備を受付の段階からすべて女性従業員で行う。
第一期生三人は日本人、インドネシア人、中国人で構成。これからメンバーを増やしていく方針だ。SGモータース社によると、チーム立ち上げに向けた採用活動では、やる気を感じることができる人を選抜した。そのうち二人が偶然外国人だったという。
バンドン出身のプトリさんは、小さいころから車が好きで、十四歳ごろから父親に自動車の整備を学び、手伝っていたという。自動車についてより詳しく学びたいと思って決めた留学先が日本。二〇〇九年から大阪日本語教育センターに一年間、大阪産業大学短期大学部自動車工業科に二年間通った。日々進化する車について、もっと日本で学びたいと、今年四月にSGMモータース社に入社した。
プトリさんは現在、自動車整備士二級を保有。今後の目標について「まず二年以内に自動車整備士一級、その後は自動車検査員の資格を取得する」と意気込んでいる。