日イのアマチュアが歌声 のど自慢大会予選 30日に日本祭りに向け
第4回ジャカルタ日本祭り(JJM、23―30日)のクロージングイベントで最終審査がある「日本インドネシアのど自慢大会」(在インドネシア日本大使館主催)の公開2次予選選考が1日、中央ジャカルタのロンドンスクール・オブ・パブリック・リレーションで開かれ、両国のアマチュア歌手が歌声を披露した。
大会は、歌を通じた両国の交流を目的に、外務省の在外公館文化事業として今回初めて企画したもの。日本側参加者はインドネシア語の楽曲を、インドネシア側は日本語の楽曲を歌う。応募者約120人のうち書類選考を通過した19人が2次選考でマイクを握った。
インドネシア人参加者は日本のロックバンドの楽曲のほか、演歌もこぶしを効かせながら熱唱。日本人はダンドゥットを妖艶なふりつきで歌うなど、他の参加者や、ホールに集まった家族、知人ら約40人を沸かせていた。
インドネシア音楽を鑑賞するのが好きで、今回一念発起してステージに回り、アク・ブカン・バン・トイプを歌った金子知子さん(42)は「こんなに緊張したのは久しぶり。初めて出会う人ばかりだが、歌好き同士が集まるのは楽しい」と大会を満喫した様子。ジュディ・アンド・マリーの「クラシック」を歌ったマリアさん(19)も「恥ずかしかったが、気持ちよく歌えた」と満足そうだった。
両国の音楽の専門家や教員らからなる審査員が、音程やリズム、個性などを採点、審査した結果、12人が30日、独立記念塔(モナス)広場のメーンステージでJJMのフィナーレを飾ることが決まった。優勝者には日本航空の日本往復航空ペア券が贈られる。
最終審査に臨むのは、日本人5人、インドネシア人参加者7人。(道下健弘、写真も)