オンライン日本映画祭 来月4日から開催
映画作品を通してインドネシアに日本文化を紹介する「オンライン日本映画祭(JFF Plus:OnlineFestival)」が12月4~13日まで、10日間にわたり開催される。
同映画祭は国際交流基金の主催で2016年から東南アジア諸国連合(ASEAN)を中心に始まった。日本映画を海外に紹介することを目的に、米国のほか欧州や豪州、南米などの国々へと年々開催規模を広げてきた。
今年は新型コロナウイルスの感染拡大でイベントの開催が難しい中、20カ国での開催が決定している。オンラインという形だが鑑賞は無料で、28の邦画作品を楽しむことができる。
紹介されるのは、実在する建設会社のウェブコンテンツを元に、上田誠が脚本を手掛けた最新作「前田建設ファンタジー営業部」(2020年、英勉監督)、80年の歴史に幕を閉じた世界最大の魚市場、築地市場の1年間を描いたドキュメンタリー作品「築地ワンダーランド」(16年、遠藤尚太郎監督)。
また、サンエックスによる人気キャラクター、すみっコぐらしの劇場版アニメ作品「映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」 (19年、まんきゅう監督)、小津安二郎、野田高梧が共同で脚本を執筆し映画化したモノクロ作品「お茶漬けの味」(1952年、小津安二郎監督)など、様々なジャンルの映画を配信する。
また、オープニングイベントや映画関係者によるトークイベントなどは、公式ユーチューブチャンネルやSNSアカウントを利用し、配信していく予定という。
鑑賞は公式ウェブサイト(https://watch.jff.jpf.go.jp/)から。