各地で反オムニバス法デモ 大統領2期就任1年で 学生や労働者など
ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領が2期目の就任式を行ってから1年の節目となる20日、「オムニバス法」の雇用創出法撤回を求めるデモが、首都ジャカルタをはじめとして、全国各地で行われた。地元メディアが報じた。
ジャカルタ特別州では全インドネシア学生評議会(BEM・SI)などが中心となり、モナス(独立記念塔)付近などでデモを行い、気勢を上げた。
8日や14日にジャカルタ特別州で行われたデモでは、参加者の一部が治安部隊と衝突したのを受け、同特別州では警察と国軍で構成する治安部隊1万人を州内に配備、警戒を強めていた。しかし、一部の学生がタイヤを燃やすなどしたものの目立った混乱はなく、デモ隊は午後6時ごろには解散した。
東ジャワ州スラバヤ市では、大学生、労働者、農民が合同でデモを行い、同市庁舎前に集結した。また、西ジャワ州バンドン市や中部ジャワ州スマラン市、ジョクジャカルタ特別州などでもデモが行われた。