新型コロナ検査どんなの?
クナパくん 新型コロナウイルスの検査を受けたんだってね。PCR検査を受けたときはどんな様子だった?
記者 8月27日、中央ジャカルタのヘルミナ・クマヨラン病院で、「ドライブスルー方式」の検査を受けたよ。車から降りず、窓越しに検体を採取されるんだ。オートバイで受ける人もいた。
病院の駐車場を使ってレーンのようなものが作られていたのだけれど、受ける人が多くて「渋滞」していたね。
クナパくん 採取ってどんな感じ?
記者 鼻とのどに長い棒を差し込まれ、少しこすられる感じ。ちょっと痛いし、苦手な人は採取中に動いちゃって時間がかかっていた。終わった後はたくさんくしゃみが出たよ。
クナパくん そっか……。結果はどれくらいで出たの?
記者 3日後には出たよ。自分も含めて社員は全員陰性だった。
クナパくん それは良かったね。ちなみに迅速検査って言うのもあるらしいけれど。
記者 そちらも受けたよ。指の先を針で刺し、血を採取される。検査自体は3分弱で終わった。傷はごく小さいものだし、直後にガーゼを当ててもらえるから、5分も抑えていれば気にならなくなった。
クナパくん なるほど迅速だ。結果もすぐに出るの?
記者 うん。数時間後には出たよ。ただ、結果を示した書類には「陽性」「陰性」という表記ではなく「non reaktif(反応無し)」と記載されていた。「感染の可能性が否定されたわけではない」「PCR検査を受診することを勧める」とする旨の文章も添えられていた。
クナパくん なんだか、もやもやするね。
記者 そうだね。でもPCR検査をやるべきだと分かっていても、多人数では負担が大きいのが現状だ。これはインドネシアだけの問題じゃないと思うけれど。
クナパくん そうだね。感染者が出ると、みんなも大変だ。自分が気をつけるのはもちろん、周囲と警戒感を共有することも大切だね。(大野航太郎、写真も)