12年ぶりにリニューアル じゃかるた新聞のウェブサイト
20世紀も残り1週間となった2000年12月24日夜、クリスマスイブのインドネシア全土で同時多発的に発生した爆弾テロ。クリスマスとレバランが重なり、28日まで長期休刊だったこともあり、この第一報を伝えようと、それまで準備を進めていたじゃかるた新聞のウェブサイトの運用が正式に始まりました。
それから12年近くが経ち、インドネシアの社会も大きな変革を遂げました。スハルト政権崩壊直後の政治体制もまだ不安定だった時代から、数多くの苦難をくぐり抜け、新興国の雄として、時代の寵児(ちょうじ)に躍り出るまでになり、今では世界の関心がインドネシアに注がれています。
メディアを取り巻く環境も大きく変わりました。世界的にインターネットの普及が急速に進む中、市民の情報収集のツールも大きく変わり、これまで独占的にニュースを提供していた既存のメディアの存在価値が問われています。
そのような中、じゃかるた新聞はメディアとしての生き残りを図るとともに、インドネシアの情報をより広く、より多くの方にお届けするために、ウェブサイトを12年ぶりにリニューアルしました。
新しいウェブサイトではまず、デザインを全面的に改訂し、写真も大きく掲載するなど、より見やすいものにするよう心掛けました。また、一般公開する記事の量を増やし、紙面に合わせ、記事の執筆者の名前も記載するようにしました。インドネシアの基本情報や経済情報などもタイムリーにアップロードし、観光や日々の経済活動、文化的な関心といったニーズに応じることができるように努めていきます。
インターネットを経由した情報発信の姿がめまぐるしい早さで変化する中、今回のリニューアルはまだ始まりにすぎません。旧ウェブサイトからの移行段階でまだ不都合が生じている部分もあり、利用者のみなさまには多大なご迷惑をお掛けしておりますが、時代の変化を読み取りながら、利用者のみなさまのニーズをできるだけ反映させ、インドネシアに関する総合的なウェブサイトとなるべく、社員一同努力していきますので、今後ともご支援のほど、お願い申し上げます。
2012年9月3日 じゃかるた新聞