トバ湖、「ジオパーク」に ユネスコ
政府は9日、北スマトラ州のトバ湖が、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界ジオパーク」として認定されたと発表した。インドネシアで5例目。
トバ湖は約7万4千年前の巨大噴火によってできた、世界最大とされるカルデラ湖。政府が観光振興を進める場所の一つで、国際空港の整備などが進められてきた。
今回の登録で国際的な認知が広がることが期待される。
世界ジオパークはユネスコが貴重な地質や地形などを持つ地域を保全し、観光資源として活用するために指定する区域のこと。
国内では、2012年にバリ州バンリ県のバトゥール・ジオパーク、15年にジョクジャカルタ特別州・中部ジャワ州・東ジャワ州にまたがるセウ山ジオパーク、19年に西ヌサトゥンガラ州ロンボク島のリンジャニ・ロンボク・ジオパークと、西ジャワ州スカブミのチレトゥ・プラブハンラトゥ・ジオパークの4カ所が既に認定されていた。