「わらしべ長者」 日本語ドラマを公開 劇団en塾
インドネシア人の大学生らが制作した日本語ミュージカル楽団「en塾(エンジュク)」の日本語ドラマ「わらしべ長者」の公開が6日から始まった。全6チームがそれぞれ動画を製作し、8日までに劇団のユーチューブチャンネル(https://www.youtube.com/user/enjukuindonesia)で順次公開される。
5月末に公開されたインドネシア語版の「わらしべ長者」公開後、約3週間の製作期間を経て、日本語版の完成にこぎ着けた。新型コロナウイルスの感染を防ぐため、練習や収録、編集作業は前作と同様、全てリモートで行われた。顧問の甲斐切清子さんや日本人のボランティアスタッフが、日本語による演劇の指導にあたった。
新型コロナの影響で劇場での公演が行えず、en塾ではユーチューブでの動画投稿を活発に行っている。11日には、日本人とインドネシア人、合計130人の笑顔の映像を集めた「笑う・ブルサマ・プロジェクト」を公開する。また、インドネシアの昔話を日本語で演じる作品も、作成を開始するという。(高地伸幸)