ロッテリア撤退 29日までに
韓国ロッテのファストフードチェーン、ロッテリアを運営するロッテリア・インドネシアは19日、インドネシア国内の32店舗全店を閉鎖すると発表した。29日までに閉店作業が完了する予定で、9年間にわたり外食事業を展開してきたインドネシアからの撤退となる。地元メディアが報じた。
ロッテリアは2011年のインドネシア進出以来、ロッテマートなどの大型ショッピングモールに入居する形を中心に、都市部で店舗を増やしてきた。15年までにジャカルタ特別州や西ジャワ州チカラン、カラワン、バンドンの各県市に計32店舗を展開するまでに拡大した。
モールの建設ラッシュが落ち着いた後は出店が停滞。ハンバーガーやフライドチキンなどで独自の商品開発を進めたが、地場企業やバーガーキング、ケンタッキーフライドチキン(KFC)など外資系ブランドの競合が多く、商圏が広がらなかった。