マスク20万枚を寄贈 保健省から感謝 JJC
ジャカルタ・ジャパンクラブ(JJC)は4日、新型コロナウイルス対策として医療用マスク20万枚(8億ルピア相当)をインドネシア保健省に寄贈した。中央ジャカルタの保健省内で寄贈式が行われ、同省のブディ・シルファナ・ディレクターが出席した。コロナ問題でJJCが行う政府支援は初めてとなり、医療従事者支援に役立ててほしいとしている。
今回のマスク寄贈は、新型コロナの感染拡大で世界的にマスクが不足する中、インドネシア政府やジャカルタ特別州政府などの要請を受け、JJCの東條観治前理事長が道筋をつけた。
後任として計画を引き継いだ上田京治理事長は寄贈式で、「日ごろの感謝と(感染拡大という)状況に対するサポートをしたい」とあいさつ。国内の新型コロナ感染者、死亡者にお見舞いの言葉を述べるとともに、インドネシア政府による在留邦人を含む防疫対策に感謝の意を示した。
これに対してブディ氏は、今回の寄贈について「感染の長期化が懸念される中、保健省として感謝したい」と謝意を示した。その上で「日本人の皆さまにはぜひジャカルタ生活を楽しみ、インドネシアに長く住んでほしい」と述べた。
寄贈式後、2人はコロナ問題を考慮して握手は避け、ひじとひじをぶつける「ひじタッチ」を交わし、日イの友情を確かめ合った。