コロナ禍の資金難で シカを肉食獣のエサに バンドン動物園が検討
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、西ジャワ州バンドン市のバンドン動物園が窮地に立たされている。同園では新型コロナ流行前は入場料で毎月約12億ルピアの売上があったが、3月23日に営業を停止。資金難に陥り、7月には飼育動物のエサ代が捻出できなくなる見通しという。
バンドン動物園の担当者によると、同園には約850頭の動物が飼育されており、飼料として一日あたり400キロの果物と120キロの肉が必要となる。同園では「最後の手段」として、飼育されている30頭のシカを、トラや絶滅危惧種のジャワヒョウといった肉食獣のエサとして与えることを検討しているという。