コロナ禍「共に戦う」 SMEJ・小林理事長 JBICと説明会
新型コロナウイルスの感染拡大で、インドネシアに進出した日系企業が深刻な打撃を受けている。全日系中小企業連合会(SMEJ)の小林一則理事長は「(日系中小企業と)共に進む戦いを続ける」とし、対応を模索する。
小林理事長は「(日系中小企業は)この未曾有(みぞう)の困難に直面し、その生き残りを賭けて日々懸命に努力を限界まで続けている」とし、「あらゆる創意工夫を重ねる戦いである」と述べた。
「日本の優れた中小企業がその重要性を継続し、重要性を譲らず、大企業と共に(日本の)全体的価値を創造・確立していくための、実践的な対策を探す」とした。
JBICのジャカルタ事務所と協力し、新型コロナの緊急融資枠についての会員企業向け説明会を計画。「協力に感謝し、一社でも多く、スキームを利用活用して未来へつなげていくことを期待する」とした。
JBICは4月30日、日本で20年度補正予算が成立したことを受け、「新型コロナ危機対応緊急ウインドウ」を創設。海外に展開した日系企業を支援する。民間金融機関との協調融資で、資金繰りが厳しくなった企業への運転資金供給などを行う。(大野航太郎、写真も)