さくら祭り延期 KAJI
 新型コロナウイルスの感染拡大により、西ジャワ州ブカシ県で開催されてきた日イ交流イベント「さくら祭り」の中止が、14日に決定した。さくら祭りは4月4、5日の両日開催の予定だったが、コロナ問題で6月に延期されていた。
 さくら祭りは日系製造業が多く集まるブカシ県で、2012年から毎年開催されている。主催は元日本留学生らの集まり「日本インドネシア同好会(KAJI)」で、在インドネシア日本大使館や国際交流基金などが後援している。KAJIのフアド・カディル会長によると、19年は約8万人が来場したという。
 会場では例年、たこ焼きやフランクフルトなどの屋台や、アニメグッズなどを売る店が軒を連ねるほか、日本文化を紹介するブースも出展される。また、「ミスさくら」を決める美人コンテストは、第1回目から続く祭りの目玉となっている。
 今年は130のブースが出展し、約300人のボランティアスタッフが運営を担う予定だった。フアド会長は「仕方がないと分かっているが、スタッフは皆、さびしがっている。来年は皆で元気に、祭りを開けるようにしたい」と話した。
 KAJIは長岡技術科学大学に留学した経験を持つフアドさんが、09年に結成した。18年には、さくら祭りの開催などを通じて日本文化発信に貢献してきたとして、外務大臣表彰を受賞している。


 

 
 
 
 

 






















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