大規模制限、違反者に罰金 奉仕活動の従事も ジャカルタ
ジャカルタ特別州のアニス・バスウェダン知事は11日、同州で実施されている「大規模社会的制限(PSBB)」の違反者に対する罰則規定を盛り込んだ州知事令を発表した。違反者には、罰金や社会奉仕活動の従事などが課される。
今回定められた罰則規定では、マスク未着用の外出や公共の場で5人以上の集会を開いた場合、街頭清掃などの社会奉仕活動の従事か最大25万ルピアの罰金。また、自家用車の乗車人数が定員の50%を超えた場合は、最大100万ルピアの罰金と社会奉仕活動の両方が科される。
オフィスでの会社活動を禁止するPSBBの規定に違反した場合、その企業に対して最大1千万ルピアの罰金。例外的にオフィスでの活動を認められている企業が、州の定める新型コロナ対策の手順を守っていない場合は、最大5千万ルピアの罰金が、それぞれ科されるという。教育機関、飲食店、ホテル、商用車の運用などに関しても、罰則が定められた。
ジャカルタ特別州では4月11日から5月22日までPSBBが実施される予定。
アニス知事は同州でのPSBB開始当初から、違反者に罰則を課す考えを示してきたものの、その具体的な内容は明らかになっていなかった。