レバラン賞与、延期を容認 従業員の同意が条件 労働省
労働省は6日、企業に対してレバラン賞与(THR)支給の延期を認める方針を示した。労働者との合意が必要になる。
新型コロナウイルスの感染拡大による景気減速で、業績が悪化している企業が増えていることから決定された。従業員の同意を得た上で、THRを分割払い、または従業員との間で合意した時期まで支払いを延期することを認めた。支払いを延期する場合は、遅延利息が発生する。また、従業員と同意した内容を、労働当局に事前に報告する必要がある。
THRは通常、レバラン(断食月明け大祭)の7日前までに支払うことが義務付けられている。支給額は基本給1カ月分で、入社1年未満の社員には、勤務日数に応じた額を支払う。(高地伸幸)