トヨタとダイハツ、生産停止延長 日系主要社、軒並み停止も
トヨタ自動車とダイハツ工業のインドネシア製造会社は16日、生産停止を延長すると発表した。トヨタが13日から17日まで、ダイハツは10日から17日までだったが、いずれも24日までになった。新型コロナウイルスの感染拡大による需要減少や、首都圏における「社会的大規模制限(PSBB)」の実施を受けた対応。
CNNインドネシアによると、三菱ブランドの乗用車などを製造する三菱モーターズ・クラマ・ユダ・インドネシア(MMKI)も生産停止を計画。スズキとホンダも24日までの停止を発表しており、三菱が止めれば販売台数で国内上位5位までを占める日系ブランドが、軒並み生産を停止する形になる。
インドネシアでの感染者数は6575人(19日時点)で、東南アジア最大になった。
国内の自動車販売台数は、感染が拡大した3月に前年同月比33・9%減の6万447台になり、深刻な打撃を受けている。収束の兆しは見えず、各社で引き続き延長が重ねられる可能性がある。