「全国民はマスク着用を」 配布も検討 ジョコウィ大統領
ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領は6日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、全国民に外出時のマスク着用を呼び掛けた。ジョコウィ大統領は、国民へのマスク配布についても検討しているという。地元メディアが報じた。
外出時のマスク着用をめぐっては、ジャカルタ特別州のアニス・バスウェダン州知事が4日、市民にマスクの着用などを呼び掛ける州知事令に署名していた。
また、西スマトラ州パダン市では6日から、外出時のマスク着用を義務化。マスクを着用せずに外出した場合、「マスク2枚分」に相当する罰金が科されるという。
一方、国内では2月ごろからマスクの価格が高騰している。
新型コロナウイルス発生前は約3万ルピアで販売されていた50枚入りのマスクが、電子商取引(EC)サイト上で約60万ルピアで販売されているという報道もある。(高地伸幸)