新型SUV「XL7」発表 スズキ エルティガに次ぐ核
スズキ・インドモービル・セールス(SIS)は15日、新型SUV「XL7」を発表した。今月4日にはスズキ二輪車向け純正オイルを発表するなど、インドネシアでの生産開始から今年で50周年を迎え、勢いづいている。
タマンミニ・インドネシア・インダで発表会見をした石渡雅之・スズキ自動車チーフエンジニアは、XL7開発に4年近く、特にインドネシアの走行状況に合わせたサスペンションのチューニングには半年をかけたとした。
また、インドネシア人の好みやニーズをリサーチして、開発に反映させたと説明した。月間販売台数は2千台、ミディアムSUVの国内市場でシェア20%を目指すほか、チカラン工場から西南アジアやラテンアメリカなどの30カ国への輸出も視野に入れる。部品の現地調達率は85%となった。
グレードは、アルファ、ベータ、ゼータの3種を用意。市場販売価格はアルファはMT車2億5650万ルピア、AT車2億6700万ルピアとなり、ベータはMT車2億4650万ルピア、AT車2億5700万ルピア。ゼータはMT車2億3千万ルピア、AT車2億4千万ルピアとなる。
SISの板山誠次社長は、「2012年のリリース以降、乗用車の核はエルティガ。XL7はこれに次ぐ核となる」と述べた。販売は新車発表会見後のユーザー感謝祭から始まった。(坂田恵愛、写真も)