共作漫画を配信 「鷹の爪」が登場 イの漫画サイト
日本のアニメで、「人と地球にやさしい世界征服」を目指す悪の秘密結社「鷹の爪」が、インドネシアに登場した。18日から、インターネット漫画配信サイト「チャオコミックス」でインドネシアのコメディー漫画とコラボした作品が配信されている。
電子コミックの制作販売、ゲーム制作を手がけるインドネシア企業ドラゴン・キャピタル・センターと日本の関連企業ドラゴン・デジタル・ジャパンが仲介、両作品の作者の双方がお互いの作品を気に入り、共作が実現したという。
共同作品はチャオコミックスの有料会員向けに配信、一部が無料公開されている。ドラゴン・デジタル・ジャパン担当者は「(同サイトの作品では)ギャグ漫画の人気が非常に高い。鷹の爪のシニカルな笑いがウケるのでは」と期待している。
漫画は1年間配信される予定。鷹の爪の認知度を高め、関連グッズの販売などIP(知的財産)ビジネスの拡大を目指す。
「秘密結社 鷹の爪」は世界征服を目指すが失敗ばかりする主人公たちを描いた「脱力系コメディー」。2006年にテレビ朝日で第1期が放送された。劇場版もある。(大野航太郎)