歌を通して学ぶ ラグラグ会コンサート

 歌を通じてインドネシアとの文化交流を図る混声合唱団「ラグラグ会」が7日、南ジャカルタのクバヨラン・バルにあるベランダ・キッチンで年末コンサート「ラグラグパーティー2019」を開いた。ことしで49回目。合唱とソロ合わせて、20曲以上を歌い上げ、観客60人を魅了した。
 「美しく正しい発音」にこだわる中村征夫さんの指導の下で練習を積み重ね、15人が歌声を披露した。
 東京と大阪にも支部があり、今回は2人が日本から参加。力強い歌声でデュエットを披露した。また、中村さんの長年の相棒でもある、プロピアニストのクスディアルドノ・スワディさんもゲストとしてソロピアノを演奏。合唱の「プルギ・ウントゥック・クンバリ」では、観客もステージに上がり一緒に合唱した。普段はめったにほめない中村さんもこの日は終始笑顔で指揮を図った。
 インドネシア人の観客も多く、ヨフィ・エルパナさんは元実習生で、現在は起業して会社を経営している。「インドネシア人と遜色ないくらい発音もわかりやすく、今まで聞いたことがない歌も聞くことができた。来年もまた来たい」と話した。
 最後は運営事務局の近藤英文さんが「日本人なのでインドネシア語の歌をうまく歌えなくて当然。聞いている人になるべくわかるように発音して歌えれば」とあいさつして締めくくった。
 同会は1974年1月15日に起こった反日暴動「マラリ事件」を機に、経済だけでなく文化面での日イ交流の促進を目的に77年に発足した。(草彅大貴、写真も)

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