来年度、生徒100人超えへ 開校記念式典を挙行 CJS
チカラン日本人学校(西ジャワ州ブカシ県デルタマス、CJS)は23日、開校記念式典を開いた。石井正文駐インドネシア大使や設立を支援した企業、ブカシ県の関係者らが集まった。
同校はことし4月に開校。プールなどすべての設備が完工したことを受け、関係者への感謝の意味も込めて、改めて式典が開催された。同校開校時の児童・生徒は52人だったが、現在は64人まで増えている。CJSの酢谷昌義校長によると、来年度には100人を超えることを見込んでいる。
計画では2023年度をめどに250人、将来的には400人規模の学校になることを想定している。
式典で酢谷校長は「自立・共生」の考え方を大切にし、「国際社会に対応できるような子どもの育成に力を入れていく」と話した。
当日は校歌が披露されたほか、式典後には学習発表会が実施された。
CJS建設の背景にはブカシ・カラワン地域の邦人数増加と、同地域とジャカルタを結ぶ高速道路の渋滞悪化がある。
2015年から建設に向けた議論が始まり、17年に設立候補地がデルタマスに決定。18年7月に建設を開始し、ことし2月に校舎が完工した。(平野慧、写真も)