DX推進・IoT対応に向け SCSK イ・ミャンマーに拠点開設
SCSKの現地法人SCSKグローバル・インドネシアは15日、中央ジャカルタのフェアモントホテルで開業式典を開いた。同社は住友商事の情報システム部門から独立したシステムインテグレーター。CSKと合併し、2011年に現在の商号に変更、規模を拡大させている。ミャンマーにも同時期に拠点を開設。デジタルトランスフォーメーション(DX)への参画、企画を進め、日系製造業などのニーズに応えていく。
住友商事はインドネシア国内に30社以上の事業会社を展開しており、電子商取引(EC)やIoT(モノのインターネット)などの分野を強化している。
システム保守などのITサービスや、住友系以外も含めた、IT分野での企業の新たな事業、変革を支えるDXに挑戦していく。
SCSKはベトナムのIT最大手FPTコーポレーションと協業しており、インドネシアでも提携していく方向性だ。
20年度には40人規模の体制を作る。SCSKグローバル・インドネシアの大北浩史社長は「3年後には90人ぐらいの体制にはしたい」と話す。
現法設立は12年ぶりで、ミャンマーにも新設する。住友商事は14年に同国国営企業とKDDIと共同で通信事業を展開、SCSKも事業拡大を目指す。(平野慧、写真も)