FC東京がサッカー指導 U―13など バヤンカラにコーチ派遣

 JリーグのFC東京を運営する東京フットボールクラブ(東京都江東区)の日本人コーチが27日から31日まで、国内1部リーグ「リーガ1」のバヤンカラFCのU―13(11~13歳)とU—10(9~10歳)を指導している。
 派遣されたのは権東勇介コーチ(36)と大島翼コーチ(35)の2人。権東さんはコンサドーレ札幌、大島さんは松本山雅FCなどで活躍した元プロサッカー選手だ。
 27日にバンテン州南タンゲラン市チプタットのインターナショナル・スポーツクラブ・インドネシア(ISCI)で行われた初日の練習には、U—13とU—10に所属する子どもたち合計46人が参加。子どもたちとコーチが打ち解けられるよう、ゲーム形式の練習メニューを多く取り入れた。
 練習後、U—13の指導を担当した大島さんは「子どもたちがとても人懐っこく、『来てくれてうれしい』という気持ちが伝わってきた」と話した。ドリブルやシュートなどより実践的な練習も取り入れ、「今後、子どもたちがどう変わっていくのか見てみたい」と語った。
 U—10の練習に参加したディアスさんは「(練習が)楽しかった。将来は国内で活躍するプロサッカー選手になりたい」と笑顔を見せた。
 今回のコーチ派遣は2020年の東京オリンピックに向けて、東南アジアでスポーツを通じた文化振興を図る、国際交流基金アジアセンターと日本サッカー協会(JFA)による事業の一環。
 東京フットボールクラブは同事業のもと、16年からインドネシアで活動を開始。日イの若手選手やコーチの交流を促進してきた。同社の藤原兼蔵部長は「FC東京の強みは若手選手の育成。日本で培った育成ノウハウを展開して、ビジネスとして海外事業を成功させたい」と話した。国際交流基金アジアセンターの事業終了後も活動を継続できるよう、民間企業などからも広くスポンサーを募るという。(高地伸幸、本間太郎)

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