海外展開 融資でアシスト 城ヶ島水産向け 商工中金
商工中金はこのほど、かながわ信用金庫と日本政策金融公庫との協調融資で、城ヶ島水産(本社・神奈川県三浦市)の現地法人ヌトリンド・ジョウガシマに対し、カジキなどの原材料仕入れに必要な資金2億円を融資したと発表した。
城ヶ島水産は海外での仕入れ魚価の上昇や、日本国内での人手不足対策として、新工場を建設し水産物加工技術・能力向上を進めることを計画している。安定的な仕入れルートの確立と労働力確保が狙いだ。欧州など世界中に販路を拡大していくことも目指す。
同社は1986年設立。原料買付け・加工・物流・販売までを一貫して手がけるカジキ専門の水産加工業者で、厳重な品質管理を強みとする。インドネシアには2016年に進出した。(平野慧)