ジョクジャ便40万ル ピアに 航空運賃値下げ シティリンク ライオンは依然高額
国内線運賃の高騰を受け、政府は11日、格安航空会社(LCC)の運賃を運輸省が定める上限額の50%に引き下げる施策を開始した。ガルーダ航空傘下シティリンクと民間大手ライオンエアの計208便が対象。予約サイトからは、シティリンクのジャカルタ(ハリム)発ジョクジャカルタ着(上限額78万8千ルピア)の便が42万3千ルピア(30日便)で販売されるなど、値下げの実行が確認されたが、ライオンエア側では依然高額で販売している。
シティリンクは11日に報道発表を公開し、政府の施策を支持、運賃値下げを準拠するとした。予約サイトからも、ジャカルタ(スカルノハッタ)発バリ着の便(上限額143万1千ルピア)が73万8千ルピア(30日便)で販売されるなど、約50%引き下げられた。
一方でライオンエアは、対象とされていた西スマトラ州パダン発ジャカルタ(スカルノハッタ)着の便が上限額の89%となる132万千ルピア(30日便)で販売されるなど、全体的に依然として高値になっている。11日に値下げに関する見解を示していない。
政府は施策の実行に当たり、実売の監視などを行うとしており、今後の対応が注視される。
値下げは毎週火、木、土曜の午前10時~午後2時出発の国内線エコノミークラスで、1日当たりシティリンク62便、ライオンエア146便が対象になる。(大野航太郎)