ゴジェックと提携 三菱自 初のスタートアップ投資
三菱自動車と三菱商事は8日、配車大手のゴジェックにそれぞれ出資し、3社で共同プロジェクトを協議するパートナーシップに関する覚書を締結したと発表した。共同プロジェクトの具体的な内容や投資総額は公表していない。三菱自動車が単体でスタートアップ企業に投資するのは初めて。
三菱自動車の広報担当者はインドネシアについて、東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国のなかでも、特にポテンシャルの高い注力市場と説明。配車のリーディングカンパニーであるゴジェックとの協業を通じて、更なる事業拡大を目指したいという。
三菱自動車の益子修会長は、「長い歴史やブランド力を持つ三菱の自動車事業と、新しい価値観を持つ若い世代が経営するゴジェックのビジネスポテンシャルを掛け合わせ、ウィンウィンの大きなシナジーを生み、東南アジアで新たなモビリティサービスを実現することが楽しみ」とコメントした。(高地伸幸)