過去最高18.5兆ルピアに トコペディア 5月取引額、全国590万店
電子商取引(EC)最大手トコペディアは19日、5月の取引額が18・5兆ルピア超に上り、単月として過去最高を記録したと発表した。国内97%の地域から590万以上の販売者が参加しており、同社は商取引の機会平等化に貢献したと意義を強調している。
5月17日が最高になり、1日で2009年創業から6年間の取引額を上回ったという。ラマダン(断食月)に関する販促プログラムが奏功し、イスラム教徒向けの衣料品などの販売が伸びた。
ウィリアム・タヌウィジャヤ最高経営責任者(CEO)は「トコペディアのミッションはテクノロジーを通して『商取引を民主化』すること。デジタルエコノミーの成長と影響力の増加を確認する機会となった」と強調した。
現在、同社サイトの訪問者数は月9千万人を超えるという。20日には結婚と育児に関するマーケットプレイス2社の買収を発表。ウェブサイト上の連携や顧客情報の共有などを通し、事業拡充を進める。(大野航太郎)