撮影もプリントも一台で チェキ新商品 富士フイルム
富士フイルム・インドネシアは12日、中央ジャカルタ・メンテンでインスタントカメラ(チェキ)シリーズの新商品「インスタックス・ミニ・リプレイ」の発売を発表した。日本、米国、インドネシアなどで同日発表された。
同製品は、デジタルで撮影した写真から任意のものを選び、プリントできるハイブリットインスタントカメラ。同社が販売するスマートフォン用写真プリンター「インスタックス・シェア」の一部機能を盛り込み、スマートフォンから受信した写真を、その場でプリントできる。写真にプリントされたQRコードをスマートフォンで読み込むと、あらかじめ録音した最大10秒の音声を再生できるサウンド機能も搭載した。
同社はモデルや歌手として活動するパトリシア・デフィナさん(23)を、同製品をPRする「インスタックスグラファー」として起用し、ソーシャルメディアで魅力を発信していく。
発売予定は14日で、定価は244万9千ルピア。カラーラインアップは「ストーン・ホワイト」、「エレガント・ブラック」、「ブラッシュ・ゴールド」の3種類を用意。ジャカルタ特別州内に5店舗展開するカメラ販売店「ブルサ・カメラ」社員は同製品について、「多機能でコスパが高い」と評価。今後売れ筋になるのでは、と期待を込めた。
インスタックスシリーズは1998年以来、全世界100カ国以上で累計4千500万台を販売するベストセラー商品。18年は年間販売台数約1千万台を達成した。インドネシア国内での販売台数は未公開。(高地伸幸、写真も)