運賃割引制限へ オンライン配車 運輸相
ブディ・カルヤ・スマディ運輸相は10日、6月末までにオンライン配車サービスの運賃割引の規制を発表する方針を明らかにした。大手同士による過度な割引競争を抑止する。地元メディアが報じた。
大手の「ゴジェック」や「グラブ」は、系列の電子決済サービス使用などで多額の割引を受けられるプロモーション合戦を展開してきた。運輸相は「過度な割引で得られるのは一時的な利益にすぎず、長期的にはお互いを殺すだろう」と指摘した。
また、このままの状況が続けば、サービス提供者側で資本力のある大手の寡占が固定化すると懸念。国内で大規模な業界となった配車、交通サービスで「健全な競争」を行うため、規制が必要だと訴えている。
規制の詳細は現行の規則の改定か新法令の制定で、6月末までに発表されるという。割引率に対する制限が行われる見込み。(大野航太郎)