アップル製品生産へ バタム工場に10兆ルピア投資 台湾ペガトロン

 電子機器の受託製造サービス(EMS)大手、台湾の和碩聯合科技(ペガトロン)が、リアウ諸島州バタム島バタミンド工業団地で米アップル製品用の部品を製造する。投資額は10兆~15兆ルピアになる見込み。中国の生産ラインの一部を移管する形で、米国の対中制裁関税の影響回避を狙った動きとみられる。工業省のワルシト・イグナティウス副大臣が28日、ロイター通信に明らかにした。
 バタム島に工場を持つ地場同業のサット・ヌサプルサダと協業する。アイフォーン用チップの組み立てから始め、マックブック(ノートパソコン)の部品製造などを行う計画。
 生産開始などの時期は不明。サット・ヌサプルサダは台湾のASUS(エイスース)や中国の小米(シャオミ)との取引実績があり、ペガトロンとも既にバタミンド工業団地で協業を開始しているという。(大野航太郎)



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