花王 脂肪酸工場が竣工 リアウ州ドゥマイ
花王は13日、パーム油の製造、販売大手アピカルグループとの合弁、アピカル花王ケミカルズがリアウ州で建設を進めていた脂肪酸製造工場が竣工したと発表した。
工場は同州ドゥマイ市に位置し、初期投資額は約8千万ドルで、敷地面積は4・4ヘクタール。年間10万トン規模の生産能力を持つ。
脂肪酸はシャンプーや洗剤、洗顔料などの原料となる。競争力がある製品を製造し、安定供給を推進していく方針だ。東南アジア全体で、高品質の製品の需要が今後増大することを予想しているという。(平野慧)