PLNと電力供給契約 パティンバン港 インドラマユから
国営電力PLNは13日、運輸省海運総局との間で、建設が進む西ジャワ州スバン県パティンバン新港への電力供給契約を結んだ。電力は同州インドラマユ石炭火力発電所から供給する。地元メディアが報じた。
供給する電力は90メガボルトアンペア(MVA)。今後、送電設備などインフラ面を整備する。コンテナ荷役エリアの用地350ヘクタールは、既に確保した。
第1工期に含まれる自動車ターミナル建設の進ちょく率は25%。
パティンバン港建設に対しては、総額1189億600万円の円借款が償還期間40年で供与される。
ウィジャヤ・カルヤとプンバングナン・プルマハン(PP)の国営建設2社、五洋建設と東亜建設工業、りんかい日産建設(本社・東京都港区)の日系3社も事業に携わっている。
ターミナルの埋め立てや建設、防波堤や連絡橋の整備などを進め、20年頃の自動車ターミナル先行運用開始を目指す。
北ジャカルタのタンジュンプリオク港の混雑が深刻化する中、新港の建設はジャカルタ東部の製造業にとって、貿易面の負担減につながるメリットがある。(平野慧)