石油・ガス生産堅調 国家予算目標の89% SKKミガスが強調
エネルギー鉱物資源省傘下の石油・ガス上流事業監督機関SKKミガスは8日、ことし1~4月までの石油・ガス産出量が1日当たり18億バレル相当で、国家予算目標の89%の達成度だったと発表した。
ドゥイ・スチプト長官は会見で、「主なプロジェクトだけでも11件で、年内に生産を開始する。年間目標は達成可能だ」と楽観視していることを強調した。
石油資源開発と三菱商事が資本参加している、バリ島北方のカンゲアン鉱区のガス田を開発、採掘を手がけるカンゲアン・エナジー・インドネシア(KEI)が3月、同鉱区の2カ所のガス田で新たに生産を開始している。将来的には日量最大500万立方メートル規模の天然ガスを生産する予定で、ミガスも期待をかけている。
1~4月までの期間の石油・ガスの上流分野(開発、採掘、生産など)への投資額は、選挙前という状況もあり31億7千万ドルだった。年間では147億9千万ドルを目標にしているが、達成への道のりは険しい。(平野慧)