イスラムファッション祭典 和柄、アニメ仕様ヒジャブ 日本の市場拡大も期待

 イスラムファッションの祭典「Muffest 2019」が中央ジャカルタのジャカルタ・コンベンションセンター(JCC)で1日、4日までの日程で開幕した。約220店のブースが出店、日本ゆかりのデザインやスポーツヒジャブなどが登場した。イスラムファッションの消費額は増加傾向にあり、日本での市場拡大も期待されている。
 ブランド「SYNCHRONIZED SOULS」は、秋葉原の「ギークカルチャー」や韓国のポップカルチャーと融合したデザインが特徴。学生らがデザイナーを務め、3ブランドがコラボして、このブランドを立ち上げた。ファッションショーで、アニメキャラクターに似た色合いのコーディネートや日本語が書かれた衣装を披露した。
 ブランド「DS MODEST FASHION」は、桜や寺、もみじ柄のヒジャブを出店した。「日本には美しい風景がたくさんある」(担当者)と、4月から日本のパートナーと共同開発している。
 水着やジャージなどのスポーツウェアの展示も。ブランド「ARKTIV」は、吸水性に優れた商品を発売。東京マラソンに出場したインドネシア人モデルが、このブランドの商品を着て、出場した。
 Muffestはことしで4回目。インドネシアファッション協議会(IFC)が主催した。2018年は約5万人が来場し、期間中の取引額は389億ルピア。今回の取引額は450億ルピアを目標にしている。
 地元メディアによると、世界でのイスラムファッションの消費額は年間27000億ドルに達し、23年には3610億ドルと推計されている。インドネシア国内の消費額は、年間200億ドルで年十数%のペースで増えている。ファッション製品の輸出先として、イスラム圏のほか、米国や日本も挙げられている。(木許はるみ、写真も)

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