技能実習生事業を本格化 リネットジャパン 送り出し機関と提携
ネットリサイクル事業などのリネットジャパングループ(本社・名古屋市中村区)は2日、技能実習生送り出し機関コープ・インドネシアと業務提携契約を結んだ。インドネシアでの事業を本格化させる。
リネットジャパンはこれまでカンボジアで、政府と連携した形での自動車整備に特化した実習生送り出し事業を展開してきた。
宮城県気仙沼市を中心に、これまで千人以上を日本に送り出してきた実績があるコープ・インドネシアと組むことで、日本各地の企業や一次産業、看護・介護現場などのニーズに応える。
コープ・インドネシアのヘルソン・テンデアン代表は「四国や中京圏に実習生を送り出してきた実績が乏しい」と現在の課題を話し、名古屋に本社を置くリネットジャパンとの提携に期待を示した。
リネットジャパンは、日本最大級の古本やゲームなどのネット買取・通販サイト「ネットオフ」を運営し、2016年には東証マザーズ市場に上場している。アジア事業を強化しており、カンボジアでは自動車販売やリース、マイクロファイナンスなど多角的に事業を展開している。(平野慧、写真も)