スズキ前年比8.9%増 小型MPV、軽トラック好調 昨年四輪車販売台数
スズキ・インドモービル・モーター(SIM)は4日、南ジャカルタで会見を開き、昨年の四輪車販売台数(小売ベース)が前年比8・9%増の11万6688台だったと発表した。昨年新型を発表した小型多目的車(MPV)の「エルティガ」、小型ピックアップトラックが好調だった。シェアは10・1%で、ことしは11・1%を目指す。
エルティガの販売台数は3万252台で、国内小型MPV市場シェアは12・8%だった。内木亮平・ゼネラルマネジャーは「(小型MPVは)今後も需要が持続する車種」と指摘、数年後の市場の変動を考慮しながら開発を続け、シェア拡大を狙っていくとしている。
商用車では、小型ピックアップ部門がインフラ整備需要を受けて拡大し、昨年は小型トラック「キャリイ」と「メガキャリイ」計5万5267台を販売、シェア51%を獲得した。
二輪車販売台数(工場出荷ベース)では、「ネックス2」などスクータータイプの販売が好調で、前年比24%増の8万9508台だった。(大野航太郎、写真も)