転送5回に制限 ワッツアップホークス対策 イ含む4カ国と協議
米フェイスブック傘下のワッツアップ社はインドネシアを含む4カ国とホークス(デマ、でっち上げ)対策を協議し、22日から無料通信アプリ「ワッツアップ」の転送機能の回数制限を20回から5回に減らした。
回数制限は転送先に指定できる個人、グループそれぞれに適用する。現段階では基本ソフト「アンドロイド」の端末で制限が始まり、アイフォーン向けは適用作業中。
協議に参加したルディアンタラ通信情報相は21日、ワッツアップ社幹部と面会し、「100%解決はできないが、少なくともリスクの予防はできる」と決定を歓迎した。「国内の偽情報はフェイスブックにまず投稿され、そこから画面キャプチャー画像が拡散される」との傾向を指摘。国内で最も利用者の多いメッセージアプリのワッツアップの転送規制に期待を示した。
インドでは昨年、偽情報拡散が引き金となってリンチ殺人事件が発生し、ワッツアップ社は転送回数制限を開始。メキシコやブラジルとも協議を進めていた。(中島昭浩)