ヘロー26店閉鎖 スーパー大手 業績悪化
地場小売り大手のヘロー・スーパーマーケットは13日、2018年にジャワ島とスマトラ島で保有する計26店舗を閉鎖し、532人を解雇したと発表した。食品部門の不振で業績が悪化し、経営効率化を図った。
同社広報によると、ヘローは1971年に設立。大型店舗、セルフサービス方式を取り入れた近代的な小売業態で業績を伸ばし、18年9月末時点で計448店を保有していた。
ミニマーケットからスーパー、ハイパーマート、ドラックストア、12年にフランチャイズ契約を結んだイケアまで複数ブランドを展開していたが、18年は9月末までに食品部門で売り上げが前年同期比6%減、営業損失が1630億ルピアに達したという。
今回閉鎖されたのは食料品を手掛ける、ミニマート、スーパー、ハイパーマートの店舗。258店(18年9月末時点)を展開するドラックストアのガーディアンなど、他部門での展開を強化する。(大野航太郎、写真も)