五輪事前キャンプ、町田で イ・バドミントン代表
インドネシアバドミントン協会(PBSI)と東京都町田市(石阪丈一市長)は17日、西ジャカルタのパノラマJTBツアーズインドネシア本社で、2020年東京五輪の事前キャンプの開催について覚書を締結した。町田市の木島暢夫副市長やPBSIのアレックス・ティルタ副会長、アフマッド・ブディハルト事務局長らが出席した。
PBSI側は、ことし9月に町田市を訪れ施設を下見した。アフマッド事務局長は締結式で「とても温かい歓迎を受け、本当に感謝している。オリンピックに向けて準備をするのにふさわしい施設だった。施設を使ってしっかりと準備をしていきたい」と話した。
PBSIはことし2月、熊本県と東京五輪の事前キャンプに関する覚書を交わしている。
PBSIのスシ・スサンティ育成強化部長によると、代表選手たちは熊本県で約2週間トレーニングをした後、町田市で1週間ほどのトレーニングを経て、選手村に入る。
木島副市長は締結式で「皆さまが2020年の東京オリンピックで活躍できるように私どもも全力を尽くしていきたい。町田市はバドミントンが盛んな町。インドネシアバドミントン協会と町田市の友好がさらに深まっていくことを期待している」と述べた。
町田市は、インドネシアのパラバドミントンと空手代表チームの事前キャンプ地にすでに決定している。インドネシア以外では、中国(卓球、バレーボール、バドミントン、水泳)、南アフリカ(陸上)が決まっている。
インドネシアバドミントン代表を誘致するにあたり、町田市との窓口はJTB相模原支店が担当、ジャカルタのパノラマJTBツアーズインドネシアと連携してPBSIへ働き掛け、実現した。(上村夏美、写真も)