伝えたいこと、作品に 日イの気鋭5監督登壇
開催中の日本映画週間で、日イの気鋭5監督が登壇した「日イ若手映画監督によるシンポジウム」が13日、中央ジャカルタ区のジャカルタ芸術大学(IKJ)で開かれた。各監督は、IKJの映画・テレビ学部の学生ら100人超に、商業優先でなく、自分の内にある伝えたいことと真っ直ぐに向き合うことの大切さを語った。
登壇した松永大司、瀬田なつき、国内を代表するガリン・ヌグロホ監督の娘のカミラ・アンディニ、「クルアルガ・チュマラ」(2019年1月公開)のヤンディ・ローレンスの各監督が、監督になるまでの歩みを紹介。学生らは聞き入った。大学卒業当初にやりがちな資金がかかる長編製作でなく、映画業界で生きる自分なりの道をまず見つけることが大事と伝えられた。
外国との共同製作に関しては、釜山国際映画祭などで開かれる「プロジェクトマーケット」に、自分の企画を持ち込むことが一般的で、各監督がエピソードを紹介した。
デジタル化で製作と鑑賞の環境がここ10年で大きく変わった映画産業。モデレーターのリリ・リザ監督は「ゲームやCGが加わったが、最終的に人にインスピレーションを与えるものはやっぱり物語。あなたは何を伝えたいのか、あなたはその物語の中で誰なのかを追求できれば、映画館でもタブレット端末でも問題にならない」と語った。(中島昭浩、写真も)