収賄の現行犯で逮捕 KPK 判事、弁護士ら6容疑者

 汚職撲滅委員会(KPK)は27日夜から28日早朝にかけ、南ジャカルタ地裁の判事と弁護士を含む計6人を収賄の現行犯で逮捕したと発表した。6人は同地裁で予定されていた審理で便宜を図る代わりに、計4万5千シンガポールドルを受け取った疑いがあるとしている。地元メディアが報じた。
 KPKは6人の余罪などを追及している。6人の罪状認否や、贈賄側が誰であるかについては報じられていない。
 KPKのアグス・ラハルジョ委員長は27日、南ジャカルタで行われた国連腐敗防止条約に関する講演で「人員さえ足りれば、KPKは毎日でも汚職で現行犯逮捕できる」と発言しており、今回の逮捕を「見せしめ」とする見方も出ている。(大野航太郎)

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