浴衣、ライブで盛り上がり チカラン 第4回もみじ祭り
日イの文化、スポーツで交流する「もみじ祭り」が24、25両日、西ジャワ州ブカシ県チカランの介護付き高齢者住宅「シニア・リビング・ダ・カヤンガ」で開かれた。日本関係の出店や音楽ライブ、スポーツイベントが行われ、会場はインドネシア人来場者でにぎわった。2015年から年に一度行われ、今回で4回目。
会場には浴衣を貸し出す出店もあり、会場中央に設置された、もみじの装飾をあしらったボードの前は記念撮影をする人々であふれた。東ジャカルタ在住の大学生、ディナさん(22)は「浴衣を着るのは初めて。少し動きにくいけどかわいい」とうれしそうに話した。
サッカーイベントに参加した7歳の子どもを連れ、出店を回っていたバユさん(34)は「お好み焼きが大好きで、『祭り』には出店を目当てによく行く。いつか日本に行ってみたい」と話した。
24日の夕方から夜にかけてはチカラン軽音部、ジャカルタ軽音部、在留邦人ビッグバンド「ギャラクシー」などが公演。インドネシアのバンド「コタック」の「プラン・プラン・サジャ」などで会場を湧かせたチカラン軽音部の田中裕之さんは「お客さんにもわかるような曲にしている。結構人もいて良かった」と笑顔を見せた。
会場では力士の着ぐるみを着て相撲を取る「ファンスモー」などの催しも行われた。今回の実行委員長を務めたイワン・RHさん(50)は「日本人がたくさん住むここでは文化交流が重要。今後も続けていきたい」と話した。(大野航太郎、写真も)