復興支援に最大5億ドル アジア開発銀 経済基盤回復に融資承認
アジア開発銀行(ADB)は20日、インドネシア政府に対して、西ヌサトゥンガラ州ロンボク島とスラウェシ島中部の震災復興を目的とした最大総額5億ドルの融資を承認したと明らかにした。
仮設住宅建設、インフラの復旧、社会福祉向上への取り組みをサポートするほか、経済基盤への打撃を考慮し、財政的なサポートも実施する。
ADBは一連の震災による被害額を約22億ドルと見積もっており、経済的な打撃が大きいことから、迅速かつ柔軟な援助の必要性を強調している。
ADBはインドネシアへの融資方針を10月の国際通貨基金(IMF)・世界銀行の年次総会期間中に表明。同時期に世界銀行も10億ドルの融資を実施する意向を示している。(平野慧)