ゴジェックに続け! バリ ITスタートアップを支援
バリ島サヌールにITスタートアップ企業の支援を目的としたハブ「リビットハブ・バリ」がオープンした。3階建ての元縫製工場を改築したもので、共同ワークステーション、休憩室、大小の会議室、展示スペース、レストランを擁している。これからITを利用した事業を始めたい人やそうした会社の拡大を図りたい人の相談に乗るだけでなく、オフィススペースや秘書サービスも提供する。また事業者を対象としたセミナーやイベントを開催し、スタートアップコミュニティーのつながりを広げていく。
「ITスタートアップでは従来の事業と異なり、短期間で急激な成長が見込まれる。そのための知識やノウハウを提供し、人々の生活に大きな影響を与えるテクノロジーがここバリ島で生まれ育つ手伝いをしたい」と共同経営者のラビニア・ロサブさんは話している。相談にはリビットハブのスタッフや必要に応じて外部からの専門家が当たる。また、投資家との橋渡しも個々のケースに応じて行っていくという。
現在、バーチャルリアリティー(VR)を用いて理科実験ができるようにしたラブスター社や、印刷メディアからデジタルメディアへの移行を手伝うマグロフト社がリビットハブの支援を受けてすでに事業を開始している。詳しくはウェブ(https://liv.it)で。(北井香織、写真も)